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母に抱かれて

2017年5月15日

母の日、みなさんいかがお過ごしでしたか?

僕は今年初の海外出張に来ております。

マレーシアは今日も暑いです。

 

 

今日は母について少し書いてみたいと思います。

 

僕は1981年、母の故郷長崎県の壱岐という島で、3番目次男として4000gオーバーで生まれました。

生まれて間もなく僕は長崎市へと移動し、坂の多い街でスクスクと育つ事になります。

 

世の中はバブルへと突入寸前の、超好景気モードが長く続いており(経済成長率5%で不景気とか言われてたそうな・・・・・。まさに今のアジア諸国と同じ現象)

我が家もその恩恵を受けている・・・・・と思いきや、両親とも公務員というなんとも時代錯誤な

民間のお給料と比べてはいけない、超下流階級モードでの生活を送っていました。(ちなみに僕は0歳とか1歳なので当然記憶にない)

 

しかし僕が田舎でたまに見返す写真を見る限り、不幸せそうな写真は見当たらない。

いや、むしろ凄まじいまでの幸せが滲み出ている写真が多い。

そして時が経った今のこの時間さえも、それに似た時間を共有させてくるほどのエネルギーも持っている。

そうして写真を見返している時間は、本当に家族全員が心から安らいでいる気がするほど、とても良い写真が多い。

 

僕は仕事やプライベートで大切な決断をする時、必ず自分にする質問がある。

それは毎回どんな時も、思わず忘れそうになる僕の大切にしていた価値観を正してくれるし

情報が多すぎて何が一番良い事なのか、判断がつかなくなってしまっている僕を一瞬にして元どおりに連れて帰ってくれる、僕にとっては魔法のような質問。

 

 

「そう決断する事を、自分の母親に胸を張って報告することが出来るか」

 

 

 

マザコンと言われたことはないけれど、自分でマザコンだと言うこと、思うことは沢山ある。

僕にとって母親とは、キリストやブッダ、アッラーに近い存在なんだと思う。

もし母がこの世から居なくなってしまったら

あの、小さかった頃オムツを変えてもらっていた瞬間を知っている人が

この世から消えてしまうという事だ。

夜、お腹を空かせて泣いていた時に、抱っこして夜風に当たりに行っていた瞬間を知っている人が

この世から消えてしまうという事だ。

 

 

それは考えただけでも怖く、恐ろしい。

 

 

おかん、めちゃくちゃ時間が過ぎるのは早いね。

18歳で上京して、あれからはや18年が経ってしまった。

20代前半は美容師にもならず、バンドに明け暮れて、借金ばかり増えて行って、沢山迷惑もかけました。

僕が偶然深夜テレビに出演するとなると、使ったこともない録画機能付きのビデオデッキを買おうと言いだしたり、

CDが発売されるとなると、何枚も購入して近所に配ってくれたり(ちょーうるさいロックなのに・・・。)

美容学校に行くとなった時は、あんなに反対していたのに

僕が美容師にならずに、バンドを始めた時はあんなに呆れていたのに

いつも全力で味方になってくれて、逆に申し訳ない気持ちになってたな。

 

 

 

数ヶ月に一度送られてくるダンボールには

隙間を埋めるように、半分に切ったキャベツが入っていたり

ティッシュが入っていたり、大量のお米が入っていた。(もはや送料の方が高いだろうという時もあった)

 

その中に異常なまでに綺麗な字の手紙と、よく現金が入っていた。

 

1万円の時もあれば、もっと入っている時もあり、

時には6千円、4千円なんて中途半端な金額の時もある。

 

きっとお財布に入っていたお札を、全部入れてくれてたのかな。

ダンボール開けて、情けなさと、その優しさにめっちゃ泣いた時もあったなぁ。

 

本当に、母親っていうのはすごい。

 

 

最近は、おばーちゃんになってきたから体調も悪いこともあるようだけど、

そりゃそうだよね、あなたの3番目の子供が既におじさんなんだもんな。

36歳ですよ。

やばいです。

 

家族旅行、行こう。

 

俺もようやく半人前くらいになったから、家族旅行くらいは企画できるよ。

今年、みんなでどこかゆっくり遊びに行こう。

 

俺はラッキーだ。

兄姉もラッキー。

親父もラッキー。

 

超絶素敵なおかんが、家族で居てくれてラッキー。

 

また電話するわ。

 

 

 

俺はこの絵本を読んで、いつもおかんを思い出すんだよね。

「The Giving Tree」

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