こんにちは
あんじゅです☺︎
明日から、私と宮下さんの通っていた美容学校の一年生がインターンに来ます。
nicoに入社してからずっと私が一番下だったので久しぶりの先輩に少し緊張しています。
私もnicoにインターンで来て就職を決意したので、明日から来る子たちにも美容師のお仕事が思った以上に楽しいこと、
できればnicoの魅力も伝わったら嬉しいなと思います。
久しぶりに張り切ってます☺︎
月末までローテーションで三人来てくれるので、ご来店おお客様は暖かく見守っていただければと思います☺︎
さて、今日は私の大好きなディズニーと名画について書こうと思います。
リトルマーメイドは皆さんご存知ですよね?
人魚のアリエル が人間に憧れて、王子様に恋する話です。
この作品で一番有名と言っても過言ではないのが『パートオブユアワールド』というアリエル が人間の世界に憧れる気持ちを歌った曲があります。
そこに登場するのが、ラトゥールの『悔悛するマグダラのマリア』です。
暗闇の中に蝋燭の光が一つ。
昼夜の情景の書き分けが有名なラトゥールの夜の絵の中でも有名な作品です。
同じような構図でマグダラのマリアを描いた作品をいくつか残していますが、アリエル のコレクションに取り入れられているのはこの一枚です。
マグダラのマリアはざっくり説明するといろんなことに奔放で欲に忠実なことから罪深い女と言われていましたが、キリストの影響で自分の罪深さを悔い改めるという人です。
なので悔悛するマグダラのマリアは世界にたくさん存在します。
この作品が作中のどこに登場するかというと
ここです。
パートオブユアワールドを聞いたことのある方ならピンと来るはずのシーンです。
アリエル の住む世界は海の中なので、当然火は存在しませんが
きっとアリエル はこの絵から火というものを学んだのではと思います。
曲の冒頭で燭台(蝋燭を立てて使うもので美女と野獣で言うルミエール)が登場しますが、
アリエル はそこにフォークを刺したりして本来の使い方は知らないようでした。
ではなぜ、火を表現する描写で悔悛するマグダラのマリアなのでしょうか?
もっとハッピーん感じの作品でも良かったはずだしその方がアリエル の好みっぽいのになと思ったのですが
ディズニーシーのアリエル の世界観のエリアにオマージュしたものが飾ってあるほどディズニーとしては思入れのある絵画のようです。
確かにこのシーンの後アリエル は人間になるために周囲の反対を押し切って悪い魔女アースラと契約をして薬を手に入れます。
海の中の仲間から見れば罪深く強欲とも取られるアリエル の思いの強さを悔悛するマグダラのマリアに投影したのでしょうか。
悔悛するマグダラのマリアは見るからに何かありそうな女性の絵なので深読み考察し放題ですが、次に書こうと思っているフラゴナールのブランコは初めて知った時かなり衝撃的でした。
注意して作品を見てみると結構名画をオマージュした構図のシーンやそもそも小道具として作品自体が登場したりしてとても面白いなと思いました。
ディズニーはお気に入りの作品がいくつかあるようです☺︎
ひっそり隠されたヒントを見つけられるようになるのも絵画を学ぶ楽しさの一つだなと思いました☺︎
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
良い週末をお過ごしください☺︎