こんにちは
あんじゅです☺︎
最近すっかり暖かくなってきて、花粉症の方は大変そうですね。
私はここ数年落ち着いていた症状が今年はしっかり出てくるようになりました。
特に朝晩の目の痒さとくしゃみが大変です。
さて、前回ダミアン・ハースト 桜展に行ってきたことを書きましたが
実は同じ会場で開催されていた
『メトロポリタン美術館展』(略してMET展)もハシゴしてきました。
お目当てだったピュグマリオンとガラテアについて書こうと思います。
まず、なんとなく大きなキャンバスに描かれた作品だと思っていたのですが
意外と小さくてびっくりしました。
私的には展示会の中でもかなり目玉の作品だと思っていたので、最後の方に登場するのかと思いきや
中盤に突然現れました。
この作品はフランスの芸術家ジャンレオンジェロームによって描かれたものです。
彫刻家のピュグマリオン(ピグマリオン説もあります。)が自身の作品であるガリアテ像に恋をします。
ここから若干怖い話なんですが、彼はこの彫刻を愛するあまり人間のように扱うようになります。
話しかけたりまるで恋人のように彫刻ガイアテに接するすがたをみて、
女神アフロディーテが彼女に命を与えたという神話のワンシーンがこの作品です。
まさにこの種運間に頭の方から爪先に向かって人間の姿に変わっていくガリアテがとても美しく繊細に描かれています。
足がまだ固まっている状態なので、上半身和よじって少し不自然な体制を取っているのも
この状況をよく描写しているなと思いました。
ピュグマリオンにとって歴史的な瞬間ですが、そこが工房ということもあり
周りに祝福する人々の姿がないのも逆にいいなと思います。
よくみると、右端にキューピットと思われる天使が描かれているのも憎い演出ですよね。
アフロディーテとキューピとの天使は絵画に神話の要素を混ぜるときに使われる愛の象徴とも言われています。
この先の2人がどうなってしまうのか。
ガラテアにかかった魔法はどれくらい続くのか。
個人的には、この後はハッピーエンドに有らない気がしました。
また彫刻に戻ってしまうんじゃないかな。
こんなことを考えられるのも、絵画の面白いところだと思いました。
5月ごろから、また新しい展示会が始まるので楽しみです。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました☺︎