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絵画から見える流行

2022年5月26日

 

 

こんにちは

 

 

あんじゅです。☺︎

 

 

皆さんはマリーアントワネットと言われたらどんな姿を想像しますか?

 

 

きっとサムネイルのような髪は盛り盛り、ドレスもフリフリな姿を想像すると思います。

 

 

実際の性格も派手なタイプで、お洒落や流行にとても敏感だったそう。

 

 

容姿も華やかだった為、フランス王室に嫁いできてからたちまち宮廷内のファッションリーダーになったそうです。

 

 

そんなマリーアントワネットの肖像画の中に他とは違ってかなり地味目な衣装の作品があります。

 

 

それがこちらです。

 

 

マリーアントワネットと同い年の女性画家、ヴィジェ・ルブランの作品です。

 

彼女はアントワネットに大変気に入られており他にもたくさんの肖像画を描きましたがこんなにナチュラルな姿なのはこの一枚だけです。

(1枚目もルブランの作品です。)

 

 

なぜボリュームの抑えられたドレスに麦わら帽子というカジュアルな衣装で描かれたかというと

 

 

これも当時一大ブームだったスタイルだからです。

 

 

ロココブームが一旦落ち着いた後、ナポレオンの時代まで流行しました。

 

 

このドレスはシュミーズドレスと呼ばれ、古代ギリシャの女神風な胸下からストンとした落ち感が特徴です。

 

 

当時、田舎風の生活がブームでその波に乗って普段着ているドレスよりも動きやすく機能的にも理に適った流行だったようです。

 

 

田舎ブームにすっかりのめり込んだマリーアントワネットは、自分のために建設させたプチ・トリアノンと言う広大な庭園のような土地の中に

 

 

本物の牛を飼い、動物を育てました。最終的には本物の田舎の農村に暮らす一家を引っ越して来させて疑似田舎に住まわせたそうです。

 

 

自分もそこで田舎風の生活を楽しんだそうですが、そもそも貴族の生まれでフランス皇太后である彼女の振る舞いはあくまで『田舎風』の遊びのようなものだったそうです。

 

 

そんなシュミーズドレスブームは先述の通りナポレオンの時代まで続き、

 

 

ナポレオンの戴冠式やその妻ジョゼフィーヌの肖像画でもバッチリ描かれています。

 

 

ここで当時のお洒落さんたちが直面したのがシュミーズドレス、冬寒い問題です。

 

 

この冬問題を解決したのが、今や冬の大定番カシミヤでできたショールでした。

 

 

 

カシミヤはインドのカシミール地方で育った山羊から作られる物をさし、当時もわざわざ輸入して冬の寒さをしのいでいたそうです。

 

 

いつの時代もお洒落は大変ですね。

 

 

まさかここでカシミヤが登場するとは思いませんでした。

 

 

いつか、シュミーズドレス再々ブームが来るかも?

 

 

絵画から読み取る歴史とトレンドも興味深い世界だなと思いました。

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