ルネ・ラルー監督
1973年制作、フランスのアニメーション映画。
まずこの映画の何がすごいかって、
とにかく奇妙と言うか、全てが不可解な映像とストーリー。
人間の容姿に似た「オム族」という生命体と、
そのオム族の数十倍のサイズの真っ青なドラーグ族。
ドラーグ族は高度な文明を持ち、人間に似たオム族をひたすら虐殺する。
虐殺というと、完全にオム族側からの視点での感想で
ドラーグ族からしてみれば、大量に増えてしまったゴキブリを駆除するかの様な感覚。
これはすごい衝撃映像です。
時々、あらゆる善悪が裏返しになることがあります。
真実やら、正義というのは
一方からの圧倒的な都合のみで裏付けされている事もあるかもしれません。
私たちが目指すファンタスティックな惑星は
果たして、誰にとってファンタスティックなのでしょう。
最近、本や映画に使う時間がめっきり減ってしまいました。
最近というか、独立開業して8年以上経ちますが
誰しもそうなるとは思いますが、
10代、20代の頃に比べると、随分とその機会は減りました。
僕は「時間」という有限の資源を虐殺し、
お金や夢のような、ふわっとした生命体を保護した時間を過ごしてしまったのかなと
時々考えます。
2018年こそは、もっとインプットの時間が欲しい。
自分の為のファンタスティックプラネットを目指したい。
大切な事はいつも映画が教えてくれる。
いい映画を皆様の生活に。
「旅する美容室」
nico
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