nico’s VIEW

ゆれる

2018年10月15日

西川美和監督

2006年公開

オダギリジョー、香川照之、真木よう子出演。

桟橋で起こった悲劇を書いた、至極の名作。

 

みなさんご兄弟はいらっしゃいますか?

僕は3兄弟の次男末っ子という幼少の頃わがまま三昧、贅沢三昧で育ちました。

この映画に出てくる、オダギリジョー(弟)と香川照之(兄)も兄弟の設定です。

どんな間柄かというと、実直で真面目な兄。

兄は実家住まいで田舎のガソリンスタンドの店長。

冴えない毎日だけど、平和な人間関係が続く毎日。

一方弟は、早々と田舎を飛び出し東京暮らし。

ちょっと要領のいい弟は、カメラマンで売れっ子。

お洒落な旧車と綺麗な女の子が沢山いるような、いわゆる派手な生活。

 

まるで真逆な二人が兄弟という話しは、実はよくあることではないでしょうか。

 

 

僕の上2人の兄姉は、

 

僕のようにふざけた格好などはしない、兄姉です。

 

 

どこか、重なるような。

 

 

桟橋が揺れるんです。

桟橋が揺れて、事件が起こるんです。

 

そうすると、桟橋だけじゃなく

あらゆるものが揺れ始めます。

 

兄への尊敬の念、自分の記憶、正義の定義、家族の絆。

 

ゆらゆらと右へ振れた力は、大きく左へと振れる原動力になり、また右へと揺れ動く。。。。

 

 

 

一応ダブル主演という事になっているのでしょうか。

それともオダギリジョーが主演なのかな?

 

この映画監督さんが素晴らしいのは、間違いなくキャスティングも大きいのではないかと思います。

 

オダギリジョーは、はまり役でした。

しかしそれ以上に、香川照之の怪物すぎる演技力。

破壊的にすごいんです。

セリフのないシーンなのに、ありとあらゆる情報が入ってくるんです。

 

田舎で過ごしている日々はどんなだったか。

お父さんとどんな距離感だったのか。

普段家に帰って何をしていたのか。

どんな事を我慢して生きてきたのか。

 

 

一言もしゃべらないで、洗濯物を畳むだけで

それが伝わってくる香川照之、おそるべし。

 

みなさん、この映画は香川照之の役者としての怪物感が半端ないんです。

ぜひご覧になったことのない人は、香川照之ファンになれるチャンスです。

観てください。

 

 

 

そしてあらゆるものがゆれた後に待っている

最後の揺れ。

 

 

 

それはとても暖かく、優しい、

 

ただのお兄ちゃんと弟という二人の関係でした。

 

 

 

 

家族は最後の砦。

 

家族は素晴らしい。

 

 

 

大切な事はいつも映画が教えてくれる。

いい映画を皆様の生活に。

 

 

「旅する美容室」

nico

東京都品川区東五反田5-27-6 第一五反田ビル7F

03−5422−6277

 

instagram

HP

FB

 

はちみつカラー・はちみつトリートメントが人気です★