nico’s VIEW

ここにきて今更、スタイリストとして思うこと。

2016年10月18日

五反田駅30秒、美容室nicoをやっております、

代表の宮下健太郎です。

実は、マレーシアのペナン島でも小さな美容室をやっています。
その名も  nico penang  という、そのままな名前です。

そして

美容師、
ネイリスト、
アイリスト、
エステティシャン向け

「海外体験プロジェクト」

も始動し始めました。

→→→ アジテる ←←←

を是非ご覧になってくださいね。

参加者大募集しています。

美容師として、ようやく12年目を迎えております。

美容師人生の半分以上をオーナーという身で過ごしてきて

ようやく、スタイリストとしての力量がほんのり付いてきたのではないかと

最近少しだけ思うようになってきました。

「売れる美容師に必要なもの」

なんて、ナンセンスなことを考え始めたのは

25歳のスタイリストになって3ヶ月目のことでした。

僕は当時、引き継ぎのお客様や、フリーのお客様、友人など

様々な方法で、様々な人たちにアプローチをして

東京の練馬という、縁もゆかりもない田舎のサロンで

3ヶ月目にして88名という僕みたいな半端美容師にしては、

十分なご指名を頂く事に成功しました。

「3ヶ月で指名100名つける方法」

なんていう、美容師向けの本も発売されていたくらい

88名の指名というのは、当時の僕にしては驚異的な数字でした。

「なんだ、あと12名きてくれたら、俺も本出せたのに。」

そして3ヶ月以降の僕は、どんどんテクニカルに物事を見るようになっていったのです。

今思えば、当時の技術的には全く未熟なデビューから3ヶ月までの僕が

スタイリスト人生でピークだったのかもしれません。

自分に自信があって、
そのくせがむしゃらで、
多趣味に動き回り、
有効的な休日の使い方、
行った事もない場所に思いを馳せ、
健康的な容姿をフルに使い倒していた当時。

いいお酒を沢山飲んで、
世の酸いも甘いも知り、
性悪説を熟知し、
世界を回りながら仕事をし、
裏切ったり裏切られたりして、
タワーマンションで夜景を見ながら、
高いサプリメントを飲んでいる今現在よりも、

それはそれは圧倒的な世界観だったのではないかと思うことも。

ようやく最近になって、僕のお客様の中に

「髪を切りに来る」

という方よりも

「会いに来てくれる・話をしに、聞きに来てくれる」

というお客様が少しですが多くなって来たように思います。

それは直接言って頂けることもあるし、そう感じることもあるし

僕のただの勘違いって事もあるでしょう。

だけど、あの時の感覚に近くなって来た手応えを感じるんです。

お客様以上の大切なお客様が増えて来た。

そう感じるんです。

お店で流す映画の内容に、気を使わなくなりました。

お店の雑誌は一冊もなくなり、ipadになりました。

僕の好きな本を置けるだけ置いています。

音楽も好きなものをかけるようになって来ています。

次は好きな家具にしようと思っています。

そんなの今までと同じじゃない?

と思うかもしれません。

もしかしたら、サロンを経営している方は

みなさん当たり前のようにやっているのかも。

だけど、僕はそれがとても苦手で

25歳のスタイリスト3ヶ月目に、

ハウツーのようなものを自分で作り出し、

がんじがらめにしてしまったのです。

人生で一度もハウツー本を一切読んだことのない僕は

自分自身で、ハウトゥーによる呪縛を作ってしまっていました。

みんなが好きそうな、知られている映画を流し

流行りの音楽をメインに流し

読みやすい雑誌や本を陳列し

家具は、目立たない色のものを選んでいました。

好かれたいというよりは、目立たないように。

嫌われることのないように。

最近は、もうそんなテクニカルなことを意識しなくしています。

どこかの賢いコンサルタントがいうようなことなんて

僕には向いていないんかなと

7年目にしてようやく気がついています。

「売れる美容師・美容室に必要なもの」

なんてダサい考え、もっと早くに捨ててしまえばよかった。

35歳になって、ようやく意味が解ってきました。

僕が通う飲食店は、損得で繋がっていないし

食事の味だけではないし、

店主の人間性だけじゃない。

全ての醸し出すバランスによって

僕は惹かれて行っているだけだったのに。

「引き寄せる」

とは

「惹き寄せる」

とも書く。

nicoのみんなで、どんどん惹き合える環境を作って

最高の美容室っていうか

素敵な美容室を作っていきたいなと

そんなことを思いながら

背筋を伸ばし、襟を正す日々を過ごしているのでありました。

しかしこんな時こそ、二宮尊徳さんのこの語録

「道徳なき経済は罪悪であり 経済なき道徳は寝言である」

を忘れずにしなければ。

どうぞよろしく。

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