五反田駅30秒、美容室nicoをやっております、代表の宮下健太郎です。
2014年にはマレーシアペナンに日系美容室をオープンさせ、2015年には日系美容学校設立を目標に、3流ながらもがんばって美容業界にしがみついていこうと日々考えを巡らせアンテナを張って生きています。
今日は以前他のブログで書き留めていた事について、再度アップします。
今回のテーマは
刹那的映画と、永劫の写真
です。
小難しい言葉ですが、簡単に言うと
「映画はシーンで、写真はストーリーで」という事です。
最近、写真や動画を撮る事が多くなり、多少ですが質問をされる事が多くなってきたのでこちらで説明です。
なんで映像を撮れるんですか?とか、絵コンテってどうやって書くんですか?とか、カメラの勉強ってどこかでしたんですか?とか。。。。。。。。
っていうか、僕はこれまでの人生で勉強したものは本当にありません。全て我流です。
カットもカラーもパーマも、セットも我流です。もちろんカメラも、編集も、ギターも、株も、経営も、マーケティングも、英語も、海外旅行も、何一つハウツー本を購入した事はありません。
プラモデルに至っては、説明書は一番先に捨てていました。
だから多分、我流で良いんだと思います。多分。
あ、これは僕の個人の見解ですけどね。多分、我流で世の中いけます。っていうか、余裕です。
むしろ我流の方が良いくらいの気持ちでいます。
だから怯えずに、皆さん我流でチャレンジしましょう。
アホみたいに高いカメラ講習会や経営者の講習会に出るくらいなら、実際にカメラ買って、会社設立してやってみた方が良いと思います。
やっちゃいましょう。
で本題に戻って、「映画はシーンで、写真はストーリーで」という事ですが
僕は映画で一番重要なのはストーリーではないという事です。
例えば、何か映画を観た帰りにその映画について話をする事があると思います。
何か、恋人とラブロマンスを観に行ったと仮定しての会話で、
「彼が指輪を用意してたのが感動したよねー」
という感想のバージョンと
「彼が指輪を胸ポケットから出す仕草がセクシーだったよねー」
という感想だとしたら、後者の方が「刹那的映画」の見方をしているということになります。
映画は、心に残るシーンが多い映画の方が、僕は好きです。
ハッピーエンドとか、バッドエンドとかももちろん気になりますけど、あまり重要ではないです。
いかに心に残るシーンを、ムービーの中で多く作るか。
逆に写真はそれとは異なります。むしろストーリーが見えて来る写真が素晴らしいと思っています。
その写真の前後が垣間見えるような、そんな写真。そしてそれがずっと続いていくような気になってしまう写真。ああ、考えただけでワクワクしてくる。。。。。。。
たまに、おしゃれっぽい写真が好きという人がいると思いますが、僕は雰囲気で物事を好きになることを
この世で一番ダサい
と思っています。
「なんとなく好き」
って、最高にダサいことか、最高に素晴らしいことか。どちらかだと思っています。
だけど最高に素晴らしいことって、人生で何度も訪れることではないので(何度も訪れるその時点で、特別ではないので)、大抵のことは最高にダサいことなんじゃないかと思ったりしています。
説明できないことって、「家族が好き」みたいな最高に素晴らしいことだけに許されている、数少ないことではないかなと思っているので。
実はここから先の、「映画のシーンを、写真と仮定した時、そのシーンにストーリーは付いてくるのか」などのディープな世界があるのですがこれは長くなりすぎそうなので今回はやめておきます。
まだ、誰ともこの深海のような話をしたことがないので、ご希望の方はお酒を飲みながらお話をしましょう。
きっとどんよりした気持ちになってしまいますが。
ということで、もし今から映像にチャレンジする人がいらっしゃいましたら、このような考え方を何かの参考にしていただけるととても光栄です。
お互い切磋琢磨していきましょう。
どうぞよろしく。