五反田駅30秒、美容室nicoをやっております、代表の宮下健太郎です。
現在は、「10代から通える海外の美容専門学校」の設立に向けて猛進中です。
nico Film vol.9 新作が完成しました。
コチラ →→→ nico撮影動画 ←←←を是非ご覧になってくださいね。
皆さん好きな施術はありますか?
僕は好きな施術の一つに「シャンプー」があります。
人によっては、
お店のオーナーがシャンプー好き?
と、思うかもしれません。
頼りないなぁと、捉えられることもあるでしょう。
それでも僕はシャンプーという施術が好きですし、シャンプーが好きだという人が好きです。
シャンプーという施術は少し他の施術と性質が異なります。
例えば
カットやパーマ、カラーリングという施術はのちに確認することができます。
長かったかな?ちょっと明るかったな、かかりすぎたかな?
と。
そして修正を繰り返していくことが可能です。
しかし、シャンプーという施術は、確認することができません。
特にこの日本では
「気持ち悪いところはありませんか?」
という問いに、いちいち答えるほどのハートを持っている人は少ないでしょう。
つまり、自分の施術が上手くいっているかどうかは、永久に確認することが出来ないのです。
唯一確認することが出来るとすれば、お客様の支持数くらいでしょうか。
「自分が相手に出来ていることが、具体的な形で永久に確認することが出来ない。」
これは仕事の真髄で、仕事というのは基本的にこれを追求するために存在しているのではないかと思っています。
僕は、人は常に幾つかのレイヤーを繰り返していると思っています。
1、悩む
2、考える
3、思いつく
4、行動する
5、結果が出る
6、成功する
7、幸福を感じる
生き物と言われる、昆虫や植物は1、もしくは2〜3までをそつなくこなします。
人間などの動物クラスになると一瞬で3までたどり着きます。
しかし、4になると一気に数が減っていくのです。
そして4を超えたものだけが、4→5→6→7→4→5→6→7→4・・・・・・・・・
とループしていくのだと思っています。
人は考え行動します。
それは人の話を聞いたり、本を読んだり、練習をしたり、体を鍛えたり、いろいろな方法で。
それは一見外に向かってエネルギーを放出しているかのような作業に見えます。
まさに本を読むことなんていう行為は、自分ではない他人のエネルギーを原動力にしているような雰囲気があります。
しかし結局は自分を掘り起こす作業だと僕は思っています。
もちろん知らない知識がどんどん入ってくる。
だけど結局、人の考えを自分の胃袋で(考えで)消化して、血となり身となっていく。
知識の問題ではなく、どういう風に昇華されているのかということが一番大切ですものね。
シャンプーはその行為の全てが詰まっている気がします。
相手を考える。
熱くないかな?首は痛くないか?頭皮は荒れてないか?香りはこれが好きかな?
これは相手を想うことだけど、究極の自分への質問でもあると思います。
どうしてあげたいのか、どうすることが出来るのか、その為に何をするのか。
僕たちはそうして、トライ&エラーを繰り返し、環境に成長させてもらっているのではないかと。
「仕事」とは、そんな環境に無条件でいられる場所ではないかと思います。
「青」 が世界一かっこいい色
いや
「赤」 が世界一かっこいい色
どちらでもいいと思います。
だけど、どれだけの回数ぐるぐると考え、迷い、トライし、エラーしてきたのか。
それが、その回数こそがその色の濃さを表現するというか。
そういう意味では僕が尊敬するような人たちは皆、濃い色を好きでいる人が多いです。
最終的に「黄」でもいい。
とにかく日々繰り返すことで、色濃く考えて、生きていけたら素晴らしいですね。
仕事をするということは、その色を見つけ濃くしていく作業。
僕たちは真実を知りたいという欲求から逃れられない限り、この作業を繰り返していくのではないかと思います。
今日の僕は、そういう「青」の考えです。
明日にはぐるっと回って、「赤」推奨派になっているのかも。
それもまた。
色濃く生きていきたいです。
どうぞよろしく。