nico’s VIEW

今後の自分に一切不安がない奴、出てこいや。

2017年4月5日

春です。

 

今日は新卒のフレッシュマン達に向けて、想いをぶつけたいと思います。

 

みなさんいかがお過ごしですか?

先月3、11から6年が経ったと知らされましたが、

皆様にとってどんな6年間でしたでしょうか。
 

 

早い、あっという間、飛躍的に変わった、何も変わってない、など色々あると思います。

6年というと、小学生が卒業してしまうくらいの長さですね。

動物で言うと、うさぎの寿命くらいです。
 

 

僕はというと、出店2号店でもあるnico がオープンしてから約6年でした。

その6年間というと、体感したことのない不安との戦いの日々でした。

それなりに試行錯誤の日々で、ガムシャラだったと思います。

そして近頃よく思うんです。

「根性」とか「気合」って、もう遠い昔の言葉なんでしょうか。
 

 


 

 

 

 

しかし実際僕のこの6年間は、どう考えても根性と気合無くして成立しなかったのではないかと思います。

いかに僕が未熟なオーナーか、という事の表れなのでしょうが、

それでもやはりなお、不安に突き動かされる毎日を送っています。
 

 

「俺の時代は〜だった。」

とかって言うと、アホ扱いされるってホントですか?

(実は5000年前のエジプト象形文字でも同じような事が書かれてるとか・・・・)
 

 

「俺は猛烈に頑張って練習しまくったし、彼女を作る暇ないくらい美容の事しか考えてなかった。」
 

 

って、そんなにダサい事なんだろうか。

頭は悪そうだし、要領悪そうだけど、かっこ悪い事かなぁって。

いやむしろ、カッコ良い感じもあるだろ、実際。

なんて思う。(ちなみに僕は、そんな真面目な美容師人生を一瞬でも送った事がない。)
 

確かに、僕も幼い頃に

年寄り達から

戦後の苦労話を話されても

可哀想だなと思うことはあっても、

正直ピンとこなかった。
 

 

「あの時は芋しか食えなかったんだから、お前も明日からスイートポテトだけな。」
 

 

と突然宣告されても、確かに僕も納得いかない。

気合と根性だけで、“芋だけ生活”を送ることが出来ただろうか。

だけども、確かにこの6年間は気合と根性、そしてお金を無視して語ることは不可能なのではないかと思う。
 

 

1号店のお店は平日9時、土日祝日は8時からオープンし

夜は23時までの営業。

休日などなく、月の来客数は1300人を超えることも。

セット面は7面。
 

凄まじい勢いで日々を過ごしていました。

この営業スタイルが良いとか、悪いとかではなく、

コネも実力もない僕は、そのスピードと仕事量でその時の目標を達成するしかなかったということ。

 

もちろん、睡眠時間や友人恋人と過ごす時間など圧縮され

自由な時間などはほぼ皆無だった。

 

だけど、当時の僕にとっては

「売上」という社会的評価無くして 「夢」 を語ることが、どんなに虚しいか

19歳〜23歳まで、バンドマンという人生最底辺の生活を過ごしてきた僕にとって

「売上」という実績無くして  「ビジョン」 を語ることが、どんなに寝言のように映るか

身を以て体感しているからこそ、そこに異常なまでにこだわり

 

そして、その方法しか思いつかなかったゆえ

気合と根性でどうにかしようと、そう考えたのでした。

 

そして現在。

もちろん、そんな無茶なスケジュールを

スタッフ一同へ強要することは無いし、

売上の20パーセント近く占めていた、ゴールデンタイムも

営業時間短縮のために2時間削ることができた。

名ばかりの有給ではなく、実際に有給も使ってもらってる。

家族を持ったスタッフも出来たし、

まだまだ他に改善しなければいけないところは、山のようにあるが

「当たり前」が少しづつ近づいている気がする。

 

海外進出も果たし、何か上手くいっているような雰囲気があるようなのですが

今現在、実際に僕の手元にあるものは、吹けば飛ぶ様なわずかな現金と、少数精鋭のスタッフ。

そして圧倒的重圧と不安。

 

 

そうなんです。

今現在も、不安でいっぱいなんですね。

 

 

 

だけど、今現在僕を突き動かすのは

 

未来への大きな希望と、今のままではダメだという圧倒的不安。

 

不安にケツを叩いてもらい、希望という人参を自らぶら下げる。

 

そしてその不安のお陰で、今がある。

 

ありがたい。

有難い。

難が有ると書いて、有難い。

 

なんて皮肉なんだ。

 

不安は人を賢者にする。

 

僕はそう思う。

 

夜中に動悸がして起きてしまうこともあるし、

友人と過ごす時間は、人より少なかったかもしれない。

 

そんな人生は無駄だという人もいるだろうし、

可哀想な人生だと思う人もいるだろう。

 

だけど、「不安」って一体なんなのか

何度も深く深く深く、考えたことがある人と

そうでない人との間には、大きな隔たりがあると思う。

 

 

僕は美容師で大成したいとか、

美容室を多店舗展開していきたいとか、

大金持ちになって豪邸に住みたいとか、

心の底から、一ミクロも憧れを持っていない。(いや、5センチくらいある。)

 

 

そんなことよりも、「根性」「気合」「不安」について

同じ想いだったり、考えだったり、同じ熱量で話が出来るような人たち、

そんなちょっぴり損して、かっこいい、イケてる奴らと

同じ時間を過ごす人生の方が圧倒的に興味があります。

何が良いとか、悪いとか、そんな次元の話しは

もう十分してきたと思う。

 

良いとか悪いとか、正直飽きちゃったね。

 

だから、これからnicoに集まる人は

そんな「不安」と仲良くなれて

しっかり「考える」ことのできる人、もしくは

考えたいと思う人で溢れると良いなと思ってる。

 

 

そして、僕にとっての最大の不安はまさに

 

“それ” が達成されない事。

 

だから、それさえ達成されたら

正直、お店とか、売上とか、高級マンションとか

ただのツールにしか過ぎないものだから

いらない。

 

誰かにあげるよ。

 

って本当に思ってる。(これは本当に思ってる。)

 

 

 

だから、「不安」を理由に美容の人生から逃げることはしないで欲しい。

 

大丈夫、みんなそれなりに不安だから。

つまり、誰しも不安と別れる事なんて出来なくて

不安は常に自分のそばに置いておく事が当たり前なんだよね。

 
俺も、あいつも、あの人も、みんな同じだよ。

 

そうやって皆んな生活していく。

そんなもんでしょ。

多分ね。

 

 

でも、とりあえずみんなの不安が、少しでも小さくなるように

僕はたくさん考えるよ。

 

任せといて。

 
なんとかなるように、一生懸命考えるよ。

俺、そういうの結構得意だから。

 

だから諦めないで。

 
それだけお願いしたい。

 

俺も頑張るからさ。

 

どうぞよろしく。