nico’s VIEW

SMOKE

2017年4月16日

ウェインワンに完全に魅せられてしまった。

禁煙してもう3年が過ぎたけれど、

こんなにタバコが吸いたくなる映画が他にあるだろうか。

 

今後の人生で間違いなく、繰り返し観たくなるこれ以上の映画はないだろう名作。

 

 

ウェインワン監督 「SMOKE」

 

特にこれといったハプニングや事件もなく、

嘘なのか本当なのかも解らないような会話が続き、

登場人物一人一人のストーリーが入り混じる。

人生の節目や、何かを決断する時に何度も観たくなる、そんな映画。

 

最近ニューヨークに行って、本場のアートや世界の中心の経済を観てみたいなとよく思うのだけれど

本当はニューヨークのマンハッタンに行きたいわけじゃなくて

スモークに出てくる、ブルックリンの街角に行きたいだけなのかもしれない。

 

映画に出てくる親父たちがそこに居るかもしれないなんて期待を込めて。

 

ブルックリンの街角に、小さなタバコ屋。

タバコ屋に集まる、個性的な人たち。

 

タバコの煙の重さを測る方法の話しだったり、

死ぬ直前に本当に大切なものは

書き貯めてきた小説か、それとも一口のタバコかなんて話しを、

美味しそうにタバコを燻らしながら語っている。

 

 

そして、おしゃれな嘘やジョークが煙のように絡み合い

独特の時間が贅沢に流れていく。

 

これ以上、空気が素敵な映画を観た事がない。

 

何度も繰り返し観たいと思える映画に

僕たちは人生でいくつ出会えるだろう。

 

 

タバコを吸わない人生に満足して

数年前から健康と、無臭を手にれたけれど

タバコに火をつけてから、

一本を吸い終わるまで

夢のような時間を過ごせるのなら

もう一度、

仲間と一緒に

ゆっくりとたばこを吸いながら

語り合っても良いかもしれないと思う時がある。

 

 

大切なことはいつも映画が教えてくれる。

 

いい映画を、皆様の生活に。

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