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コロナ投げ銭にまつわる御礼

2020年10月13日

『コロナ投げ銭にまつわる御礼』

 

 

コロナ禍の中、たくさんのお客様にご来店いただきました。

本当にありがとうございます。

本日は皆様にお礼をどうしてもお伝えしたいと思い、こちらに簡単ではございますがアップさせて頂いております。

 

 

nicoは2011年の6月にオープンしました。

オープン当初は、東日本大震災直後であらゆる物資が不足していたり、金融機関が全く機能していなかったりと、大変な時期でした。

まだ当時は30歳で大した実績もない若造であったため、出来ることを全力でと、孤独に右往左往と走り回った記憶があります。

そして迎えた2020年3月。

あの困難を超える大きな災害がおきました。

 

今年のこのコロナのインパクトは、我々サービス業にはあまりにも大きなものだったと思います。

 

 

大手の美容室が閉店、大量のリストラ。

飲食店なども手掛けていた、SNSで有名な美容室も次々と撤退。

尊敬している美容室経営者も早々に店舗縮小。

 

五反田の駅前にある、小さな私のお店はどうなってしまうんだろう。

私のキャリアでは、とても太刀打ちできない。

オープン当初のように、一人どうにか頑張ればなんとかなるレベルを超えていることは明らかでした。

 

 

本当に後少し、指先も先の先で、どうにか気持ちを途切らせない日々が数ヶ月続きました。

 

私は、2011年の未曾有の事態に、一人がむしゃらに奔走していたことを強烈に覚えています。

しかし2020年は、あの時と違って助けてくれるスタッフが居ました。

感染リスクを下げるために私一人で営業していた時も、心配して駆けつけてくれるスタッフが毎日居ました。

 

 

そして、恥を忍んでお客様に助けを求めた「投げ銭」。

メニューのトップに堂々と募金を募り、お叱りを受けてもおかしくない言動にも関わらず本当にたくさんの投げ銭を頂きました。

 

「潰れてもらっては困る」

 

本当に心に染み渡る言葉で、もうこれで潰れてもいいとさえ思いました。

 

 

結果、

メニューで選んで頂いた投げ銭と、レジ前の募金箱。

貸し切りや、追加のオプションメニューなど、合わせると100万円を超えるご支援を頂きました。

 

 

どう表現して良いか分からない感情が、私を含め全てのスタッフが感じております。

売り上げへの貢献を頂いたことは、本当に存続の可能性を左右する問題でしたので本当に助かりました。

そして綺麗事ではなく、売り上げ以上のものを本当に多くの皆様から頂くことが出来ました。

 

感染を拡大させる要因になってしまうんじゃないかと、複雑気持ちで仕事をしていた時も

とても暖かい言葉を頂きましたし、美容師をやっていて良かったと本当に思える出来事が重なった日々でした。

 

事業の継続に必須な売り上げを頂いただけでなく、皆様の暖かいご支援と気持ちを受け取れたこと、再確認出来たこと、そして何より美容室にご来店頂き皆様が笑顔になってくれたこと。

言葉に表現できない幸せな気持ちになりました。

 

 

コロナになって勉強することが本当に多くありました。

初心に返って美容を根本から考え直す機会に恵まれ、

それを支えてくれたスタッフがいました。

そしてなにより還元したいと思っていたお客様から、逆に支えられたことは

15年近い美容師人生でも一番貴重な体験となりました。

 

 

我々のサロンはお陰様で、9月10月と、ずいぶんお客様のご利用も増えてきて

徐々に通常の売り上げに戻すことが出来ています。

10月中旬までダラダラと「投げ銭」メニューを続けさせて頂きましたが

本日をもちまして、終了とさせて頂きます。

 

本当に皆様の暖かいご支援は、nicoにとって今後を左右するものとなりました。

本当にありがとうございます。

 

今後、どのような形で皆様に還元させて頂いたら一番良いのか

スタッフ全員でお客様のお顔一人一人を思い出しながら、

話し合いをしていきたいと考えています。

 

これからも皆様にとって、居心地の良い応援される美容室として

誠心誠意、美容師としての仕事を全うしていきたいと思います。

 

 

この度は本当にありがとうございました。

 

 

また皆様とnicoで会えることを楽しみにしています。

 

 

nico